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後悔しないために知っておきたい!格安SIMの種類と注意点、乗り換え方法を初心者向けに解説

スマホ料金

スマホ代をより安くするためには、格安SIMへの乗り換えはマストです。格安SIMについてぜひ知っておきましょう!

携帯会社の乗り換えをやったことがない方オンラインでの手続きが難しそうだから大手3社のままズルズル契約している…、という方はまずこちらの記事をご覧ください。

格安SIMで注意すべき点

格安SIMによっては、大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)と比較すると、通信速度が落ちる会社も多いです。格安SIMを使っている人の中には、

あれ?さっきまでは普通に使えてたのに、

なんか急にアプリの起動が遅くなったんだけど?

家族はみんな、わたしと同じ格安SIMを使っているのに、

なぜか私だけ電波が弱い…。

このような悩みを持つ方がいます。なぜこのようなことが起きてしまうのか?対策はあるのか?そして本当に格安SIMに乗り換えても大丈夫なのか?一緒に見ていきましょう。

格安SIMごとに通信速度と使用回線が違う

格安SIMには大きく2種類あり、この2種類ではそれぞれ通信速度が変わります。

格安SIMの速度はサブブランドかMVNOで違う

格安SIMには、サブブランドMVNOの2つがあり、サブブランドは大手3社と同じ速度ですが、MVNOは大手3社より速度が遅くなることが多いです。

MVNOサブブランド楽天モバイル大手3社
ドコモ
au
ソフトバンク
料金サブブランド
より
さらに安い
大手3社より
安い
サブブランド
と同等
一番高い
繋がるエリア大手3社と
同じ
大手3社と
同じ
auと同じで広い
(建物や地下で
弱い場合がある)
広い
通信速度平日昼に
速度が落ちやすい
大手3社と
同じ
早い場所と遅い場所の
差が激しい
早い
  • MVNO:大手3社より通信速度が遅い(特に平日昼が遅い)、代わりに料金がかなり安い。

例:日本通信SIMHISモバイルmineoIIJmioなど

  • サブブランド:MVNOより料金は高いが、大手3社と同じ通信速度で使える。

例:ahamoirumopovo2.0UQmobileLINEMOワイモバイル

  • 楽天モバイル:建物内や地下で電波が不安定になりやすいが、月3,278円でギガ無制限。

例:エリア内でも電波の本数が1~3本でよくブレる。

  • 大手3社:サブブランドよりさらに高いが、ショップ窓口でサポートしてもらえる。

例:ドコモauソフトバンク

格安SIM会社それぞれの傾向

格安SIM会社の、料金と通信速度の大まかな比較表です。特にMVNOは速度に差が出ます。

料金が
割高↑
料金が
割高↑
料金が
割高
料金が
割高↑
料金が
割高↑
速度が
←遅い
J:COMMOBILEワイモバイル
UQmobile
速度が
早い→
速度が
←遅い
IEONMOBILEカブアンドahamo速度が
早い
速度が
←遅い
LIBMO
BIGLOBEmobile
NUROMobilemineoIIJmioirumo
povo2.0
LINEMO
速度が
早い→
速度が
←遅い
日本通信SIM
HISモバイル
速度が
早い→
料金が
安い
料金が
安い
料金が
安い
料金が
安い
料金が
安い

表の補足:

  • ワイモバイルUQmobileは、指定のネット回線とクレジットカードとのセット割引がないと安くなりません。
  • 日本通信SIMHISモバイルは、平日昼は速度が極端に落ちますが、他の時間帯の通信速度はMVNOの中でも早いほうです。

楽天モバイルは?

楽天モバイルは、月3,278円でギガ無制限かつ通話無料で電話できるなどコスパ最強ですが、電波が特殊なので表からは外してます。楽天モバイルの電波は建物や地下で弱まる傾向があります。

スマホを使うときは主に下り速度が高ければ読み込みが早くなります。その他の数値であるPing値はオンライン対戦ゲームをプレイする場合に特に影響し、上り速度はSNSへ動画をアップするときなどに関係します。

携帯各社の時間帯別の平均速度

こちらは時間帯別の速度です。特に昼の下り速度に注目です。

日本通信SIMHISモバイルLIBMOBIGLOBEmobileIEONMOBILEの5社は、昼の下り速度の低下が顕著です(下り5Mbpsくらいに下がることもあります)。

AI先生
AI先生

格安SIMを使っていて、遅いと言っている人は

この昼の速度低下で悩んでいる人が多いよ。

筆者の保有する4回線で実際に測定した速度

筆者は楽天モバイル日本通信SIMUQmobileahamoLINEMOの5回線を所有しており(頭おかしい)、これらの回線で実際に測定した下り速度を掲載します。

上の表では楽天モバイルは一番早いという結果になっておりましたが、実際にはそうでもなく、ムラが激しいです。

楽天モバイルは、場所によっては極端に速度が早いが場所によっての浮き沈みが激しいです。場所によっては下り500Mbps以上出ている所もありますが、逆に下り2.6Mbpsの場所もあり、差が激しいです。

日本通信SIMは主に平日の昼に速度が低下することが多いですが、その他の時間帯は普通にサブブランド(ahamo)並の速度が出ます。

下り5Mbps以下ってどれくらいの速度?

下り5Mbpsでは、ネット検索やSNS閲覧、YouTube視聴くらいなら問題なく利用できますが、ライブ配信や4K動画視聴、対戦オンラインゲームをプレイするには厳しい速度です。

下り5Mbps、3bps、1bpsでの使用動画

AI先生
AI先生

昼休みに対戦オンラインゲームをしたり、

4K動画を見たりしない限りは

MVNOでも不便なく使えるほどの速度は出るから安心してね!

日本通信SIMなら昼でも5Mbps以上は出る事が多いよ!

格安SIM会社ごとの使用回線をチェックする

2年以上前に大手3社で購入したAndroidを使っている人は、格安SIMへ乗り換えると電波が悪くなる場合があります。これは格安SIM会社によって、使用している電波(回線)が違うことが原因です。

  • ドコモ回線を使用:

ahamoirumo日本通信SIMHISモバイルNUROMobileIIJmiomineoLIBMOBIGLOBEmobileIEONMOBILEカブアンド

  • au回線を利用:

povo2.0UQmobileJ:COMMOBILENUROMobileIIJmiomineoBIGLOBEmobileIEONMOBILEカブアンド

  • ソフトバンク回線を利用:

LINEMOワイモバイルNUROMobilemineoカブアンド

  • 楽天モバイルが使用している回線:

自前の回線と、auの一部回線(パートナー回線と呼ばれます)を使っています。

同じ回線の格安SIMを選ばないと電波が悪くなることも

例えばドコモで2022年7月以前に発売したAndroidスマホは、ドコモ回線のahamo等では問題なく利用できますが、auやソフトバンク回線の携帯会社で使うと、他のauやソフトバンクユーザー比べて電波が悪くなる可能性があります。以下の表の例をご覧ください。

購入キャリア
(2022年7月以前)
乗り換え先
キャリア
問題の内容
ドコモの
Androidスマホ
UQmobile
(au回線)
周囲は問題ないが、自分だけUQmobileの電波が悪い
auの
Androidスマホ
LINEMO
(ソフトバンク回線)
周囲は問題ないが、自分だけLINEMOの電波が悪い
ソフトバンクの
Androidスマホ
日本通信SIM
(ドコモ回線)
周囲は問題ないが、自分だけ日本通信SIMの電波が悪い
ドコモの
Androidスマホ
日本通信SIM
(ドコモ回線)
問題なし
auの
Androidスマホ
povo2.0
(au回線)
問題なし
ソフトバンクの
Androidスマホ
NURO Mobile
(ソフトバンク回線)
問題なし
悩むこたろう
悩むこたろう

大手3社で購入したAndroidスマホを使っている人は、

もし2022年7月以前に発売した機種だったら、

次の乗り換え先は、同じ回線の携帯会社を選んだ方が

良いんだね。

このようなことになってしまう場合があるので注意が必要です。例えば、

  • 大手3社で購入したGalaxyS22(2022年4月発売)は、他社回線で使うと電波が悪くなる。
  • 大手3社で購入したGalaxyS23(2023年4月発売)は、他社回線で使っても問題なく使える。

こういった具体例もあります。2022年7月以降に発売された機種は総務省の指導により、こうした自社回線の縛りのようなものは撤廃されています。

iPhoneとGooglePixelなら大丈夫

ただし2022年7月以前に販売の機種でも、iPhone6s以降のiPhoneシリーズと、GooglePixel6以降のGooglePixelシリーズならば、どの携帯会社の電波でも対応しているので大丈夫です。

  • iPhoneとGooglePixel

どの格安SIMへ乗り換えても大丈夫!

  • 2022年7月以前に大手3社で購入したAndroid

今と同じ回線を使った格安SIM会社を強く推奨(例えばau⇒UQmobile、ドコモ⇒日本通信SIM、ソフトバンク⇒LINEMOなど)。

AI先生
AI先生

さすがにiPhone6s以前の機種を

今から使う人は多くは居ないと思うけど

一応覚えておこうね!

格安SIMの通信速度、使用回線の2つを抑えたうえで、理想の携帯会社への乗り換えに進みましょう。

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格安SIM会社のおおまかな料金一覧

各社のざっくりした料金表です。詳しい料金表はこちらの記事も参考にしてください。

こちらの記事も参考にしてください。

かけ放題系オプションなしでの料金表

日本通信SIMHISモバイルの安さが目立ちます。日本通信SIMは50GBでなんと月2,178円という破格の安さです。

5分以内かけ放題オプション付きでの料金表

これも日本通信SIMHISモバイルが目立ちます。楽天モバイルは専用アプリRakutenLinkからの通話だと通話料無料で電話ができます(音質はLINEと同程度)。

かけ放題ありでの料金表

かけ放題ありだと楽天モバイルが安さで有力となります。楽天モバイルは専用アプリRakutenLinkからの通話だと通話料無料で電話ができます(このアプリはLINEと同程度の通話音質です)。

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ギガ数ごとのおすすめ格安SIM

データ通信量(ギガ数)ごとのおすすめ格安SIM会社です。料金の安さに着眼しております。

※ネット回線とのセット割、クレジットカードとのセット割、家族割引などの割引サービスは含まない料金で掲載しています。

データ通信量おすすめ格安SIM
(MVNO含む)
おすすめ格安SIM
(サブブランドのみで列挙)
~1GB日本通信SIM
(1GB290円)
LINEMO
(3GB990円)
~2GB日本通信SIM
(1GB290円+1GB購入220円)
LINEMO
(3GB990円)
~3GBHISモバイル
(3GB770円)
LINEMO
(3GB990円)
~4GBHISモバイル
(7GB990円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~5GBHISモバイル
(7GB990円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~6GBHISモバイル
(7GB990円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~7GBHISモバイル
(7GB990円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~8GBHISモバイル
(10GB1,340円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~9GBHISモバイル
(10GB1,340円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~10GBHISモバイル
(10GB1,340円)
LINEMO
(10GB2,090円)
~11GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~12GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~13GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~14GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~15GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~16GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~17GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~18GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~19GB日本通信SIM
(20GB1,390円)
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~20GB日本通信SIM
(20GB1,390円
povo2.0
(30日20GB2,700円)
~30GB日本通信SIM
(50GB2,178円)
povo2.0
(30日30GB2,780円)
~40GB日本通信SIM
(50GB2,178円)
ahamo
(110GB4,950円)
~50GB日本通信SIM
(50GB2,178円)
ahamo
(110GB4,950円)
51GB以上楽天モバイル
(無制限3,278円)
ahamo
(110GB4,950円)

MVNO(日本通信SIMやHISモバイル)は平日昼に速度が落ちる事が多いですが、速度が落ちてもYouTubeやSNSは普通に使えるほどの速度はあります。詳しくはこちら

この表でも分かるように、日本通信SIMHISモバイルLINEMOahamo楽天モバイルの5社を抑えておけば間違いないです。

50GBまでなら日本通信SIMとHISモバイルがおすすめ

10GBまでならHISモバイル(1,340円)、50GBまでなら日本通信SIM(2,178円)がおすすめです。

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平日昼に4K動画やゲームをする人は注意

HISモバイル日本通信SIMも、平日の昼に速度が落ちます(下り約5~10Mbpsに落ちる)。この速度だとスマホでのオンライン対戦ゲーム、4K動画視聴、ライブ配信は厳しくなります。平日昼にこれらのことを行う人は、サブブランドにすると良いです。

平日昼に日本通信SIMとahamo(サブブランド)を比較した動画(筆者のXへ飛びます)

SNSやYouTube、ネット検索くらいなら大丈夫

平日昼のHISモバイル日本通信SIMでも、X、インスタグラム、ネット検索、YouTube視聴くらいなら問題なく利用できます。

5Mbpsでスマホを動かしている時の動画(筆者のXへ飛びます)

50GB以上ならahamoか楽天モバイルがおすすめ

50GB以上利用する人は、ahamoまたは楽天モバイルが良いです。

ahamo楽天モバイル
料金4,950円3,278円
ギガ数110GBギガ無制限
繋がりやすさ建物や地下で
弱い時がある

まずは料金が安くてギガ無制限の楽天モバイルを使ってみて、電波に不満があるならahamoへ切り替えるのが良いです。

楽天モバイルahamoも、契約事務手数料は無料なので、お試し感覚で申し込めるのが強みです。

こちらの記事も参考にしてください。

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※SIMカードは最短翌日発送

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※SIMカードは最短翌々日発送

さいごに

たくさん携帯会社が出てきたので、どれが良いか分からない、という方へは日本通信SIMをまずはおすすめします。ギガ数も多く料金が非常に安いです。

ただ日本通信SIMは平日昼に速度が5~10Mbpsに落ちるのでこの速度だとオンラインゲームや4K動画視聴、ライブ配信はきつくなります。

こんな方へはサブブランドがおすすめで、特に料金体系が分かりやすいahamoをおすすめします。

しかしギガ無制限でないとキツイ、通話もかけ放題が欲しいけど安くしたいっという方は楽天モバイルがおすすめです。

迷ったら日本通信SIMahamo楽天モバイルの3社を抑えて携帯会社を選べば間違いないと思います。

この記事が皆さんの通信費の節約につながることを祈ります!お読みいただきありがとうございました。

携帯4社で福井県内の電波調査してまわった動画を公開しましたので、ご興味がございましたら是非ご覧ください!

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