楽天モバイルは山間部でも大手3社並みに繋がる？実際に山間部で比較

楽天モバイルは月額3,278円でギガ無制限、しかも通話かけ放題と破格の料金設定ですが、

こんな心配をする人も多いと思いますが大丈夫です。

楽天モバイルは山間部や地方でも問題なく利用できます！

私はスマホを5社(ahamo、楽天モバイル、日本通信SIM、UQmobile、LINEMO)を契約しているので大手４社の電波を全て網羅してますが私の肌感の各社の電波の違いは、

	楽天モバイル	ドコモ	au	ソフトバンク
山間部も電波が来ているか	★★★	★★★	★★★	★★
電波の安定性	街中だと 建物内や地下が不安定	電波もあまりブレず安定する	電波もあまりブレず安定する	電波もあまりブレず安定する
通信の早さ	場所によって差がかなり激しい	田舎でも早いことが多い	ドコモとソフトバンクの中間	駅などで極端に早い、田舎ではドコモauに劣る

このように感じております。山間部に関して言えば楽天モバイルは、ドコモやau、ソフトバンクと同等以上に山間部でも繋がります。

楽天モバイルは山間部でも繋がる

楽天モバイルは、自前の回線だけでなくau回線(パートナー回線と呼びます)も対応しているおかげで、山間部や地方でもかなり繋がるようになっています。

例えば、福井県勝山市の平泉寺白山神社の三之宮というかなりの山奥にある社でも楽天モバイルが普通に繋がりました。

この社は、クマに注意！の看板があるほどの山奥ですが…

普通に楽天モバイルの電波が立っていました。

次の見出しでは、楽天モバイルと大手3社の電波状況の比較を見ていきましょう。

楽天モバイルの強み：田舎や山間部に強い

楽天モバイルの山間部の電波状況を、ドコモやau、ソフトバンクと比較した図を見ていきましょう。

こちらの図は、筆者が車で通過した地点が色で塗りつぶされており電波の強さによって色が変わります。

各地の電波状況の比較を見ていきましょう。

福井県南越前町の山間部でも繋がる

こちらは福井県南越前町の杉谷地区という場所で、かなりの田舎ですが楽天モバイルの電波はしっかり届いており、大手3社に負けない電波状況だといえます。

楽天モバイルの図は黄色や緑になっており、電波がちゃんと来ているのが分かります。逆にLINEMO(ソフトバンク)は赤い部分が出てきているのでやはり田舎や山間部では弱いようです…。

こちらの図は、福井県南越前町から敦賀市へ向かう道中ですがなんと…。

ソフトバンクとドコモは赤い箇所(電波の不安定な所)がありましたが、楽天モバイルは緑や黄色になっているので電波良好でした。

福井県勝山市の山間部でも繋がる

こちらは福井県勝山市の平泉寺白山神社付近の道路です。

auとドコモの電波が不安定な山道ですが、楽天モバイルは安定して繋がっていました。

こちらは福井県大野市の六呂師高原付近の山間部です。

楽天モバイルの電波が弱い所では、他の3社も電波が弱いことがほとんどでした。

このように楽天モバイルは、他の大手3社と同等かそれ以上に、山間部でも安定して使える区間が意外と多いのです。

楽天モバイルは山間部に強いが建物・地下は弱い

楽天モバイルの電波は、エリアによっては次の場所で電波が悪くなることがあります。

楽天モバイルは、自社回線とパートナー回線(au回線)の2つの電波を利用しており、それぞれに特徴があります。

• 自社回線：通信が高速だが建物の陰や地下で弱い

• パートナー回線：速度は並だが屋内や地下でも安定して繋がる

	自社回線 (楽天モバイル回線)	パートナー回線 (au回線)
強み	通信速度が 比較的高速	建物や地下、 障害物にも強い
弱点	建物、地下、 障害物で弱い	通信速度が 自社回線より遅い (とはいえ問題なく 利用できる速度)
通信速度※	下り500Mbps以上 出る事もある	下り10～50Mbpsほど

注意点は、自社回線エリア(市街地)では、建物や地下に弱い自社回線を優先して掴もうとするので、建物や地下で電波が弱くなってしまいます。楽天モバイルの電波が悪い時の対処法はこちら。

	自社回線 エリア内	自社回線 エリア外 (パートナー回線のみ)
メリット	場所によっては 光回線並みの速度が出る	建物や地下、障害物に左右されず安定して電波が立つ
デメリット	建物の中や地下、 障害物で電波が不安定になる	自社回線ほどは 極端に早い速度は出ない (実利用で問題ない速度は出る)

市街地や都会では自社回線がエリア内であることが多く、山間部では自社回線ではなくパートナー回線のみ繋がることが多いです。

自社回線とパートナー回線のエリアマップはこちら

楽天モバイル公式サイトより引用

楽天モバイルの弱点①：建物内で電波が弱い

楽天モバイルの電波は建物の中に入ると弱まる場合があり、例えば筆者の自宅は、決して田舎ではなく普通の市街地なので、携帯4社とも電波はバリバリ通っている地域なのですが、

この通り、屋外では余裕で4社ともバリバリ電波が通っていますが、筆者の自宅の中では、

なんでやねん、こないだ楽天市場ではなくAmazonに浮気したから怒ってはるんか

ちなみに筆者の知人宅内では楽天モバイルの電波がバリバリ立っているのに、なぜか筆者の自宅の中だけは楽天モバイルの電波がよろしくありません。なんでやねん楽天さま。

楽天モバイルの弱点②：地下で繋がりにくい

障害物に弱い楽天モバイルの自社回線は地下でも繋がりにくい傾向にあります。例えばJR福井駅付近では、

このように電波がバリバリに立ちますが、地下駐車場に降りた瞬間に、

圏外になってしまいます。楽天モバイルは地下でも電波が弱い場合があるので注意が必要です。

楽天モバイルの弱点③：山の近くで電波が不安定

楽天モバイルの自社回線は、近くに山がある場所も繋がりにくいことがあります。例えば福井県福井市に足羽山という小規模な山があり、ホームページを見る限りここは楽天モバイル(自社回線)のエリア内です。

ですが実際にこの周辺へ行ってみると…。

電波が悪くなってきましたね。

足羽山の山道に差し掛かったころには…

もう電波が虫の息…。おそらく周辺の木々に電波を遮断されてしまっている影響で、自社回線の電波が悪いのだと思われます。

自社回線エリア内で、周辺に山がある場合も注意が必要です。

電波が悪い時はパートナー回線に手動接続で改善

楽天モバイルのエリア内なのに、電波が繋がりにくい場合は、自社回線に繋げずに、手動でパートナー回線へ繋げると改善する場合があります。操作方法はこちらを参考にしてください。

スマホは、中に入っているSIMに対応した電波を自動でキャッチしますが、手動で任意の電波を選ぶこともでき、意図的にパートナー回線へ繋げることも出来ます。

パートナー回線 表記名

KDDI

440 50

440 51

440 53

接続できない場合は、機内モードのオンオフや電源の再起動を試してください。

ここまでが楽天モバイルの電波の強みと弱みの解説でした。次の見出しからは料金面の解説に入ります。

楽天モバイルは山間部に強くギガ無制限で月3,278円

楽天モバイルは月額3,278円でギガ無制限、さらにギガ数の少なかった月は自動的に料金が下がります。

契約事務手数料	無料
20GB以上 使った月	月3,278円
3～20GB 使った月	月2,178円
3GB未満で 収まった月	月1,078円

また、楽天モバイルは専用アプリ(RakutenLink)から通話をすると通話料無料で電話ができます。

純正の電話アプリ からの通話	30秒22円
専用アプリ からの通話	通話料無料

RakutenLinkからの通話は、LINE並みの音質で通話することができますが、LINEと違い友達登録は不要なので、相手の電話番号が分かっているのならば電話を掛けることができます。

楽天ポイントで楽天モバイル料金を割引可能

楽天モバイルの料金は、楽天ポイントで割引相殺することができます。

このような方は特に、楽天モバイルがピッタリであるといえます。

楽天モバイルと他社の料金比較

こちらは他社と比べた楽天モバイルの料金比較で、データ通信量が11～20GB、31GB以上の場合は特に楽天モバイルがいちばん安いです。

データ通信量	楽天モバイル	ドコモ eximo※	ahamo	LINEMO	povo2.0
～3GB	月1,078円	月5,665円	月2,970円	月990円	990円/ 30日
～10GB	月2,178円	月7,315円	月2,970円	月2,090円	ーー
11GB~ 20GB	月2,178円	月7,315円	月2,970円	月2,970円	2,700円/ 30日
21GB~ 30GB	月3,278円	月7,315円	月2,970円	月2,970円	2,780円/ 30日
31GB以上	月3,278円	月7,315円	月4,950円 (110GBが上限)	30GBが上限	ーー

まとめ：楽天モバイルは山間部でも使える

結論ですが楽天モバイルは、

このような特徴を持つと解説してきました。強みと弱みがはっきり分かれていますが、月額3,278円でギガ無制限、さらに山間部にも強い回線なのはとても魅力的なので、ぜひ皆さんも楽天モバイルを使ってみてください！